【ワシントン=渡辺浩生】米下院は18日の本会議で、マッカーシー前下院議長の解任に伴う2回目の議長選を行った。多数派の野党共和党の候補でトランプ前大統領が推薦するジョーダン下院司法委員長(59)は前日に続き必要な過半数を獲得できなかった。造反票は増え、選出の見通しは一段と厳しくなり、機能停止の打開策を模索する動きも出てきた。
下院(定数435)の構成は共和221、民主212、欠員2。選出には過半数217票が必要だが、この日ジョーダン氏に入ったのは199票。他候補に投じられた党内造反票は22票と前日より2票増加し、根深い党内対立を浮き彫りにした。民主党は全員がジェフリーズ院内総務(53)に投じた。
19日に3回目の投票が実施されるかは不透明。3日にマッカーシー氏が解任され2週間以上が経過し、共和党内では議長代行を務めるマクヘンリー議員(47)に議長として実質的な権限を与える暫定案が浮上。関連動議の承認が必要だが、民主党の指導部も同案に前向きな姿勢を示しているという。
バイデン大統領は週内にもイスラエルやウクライナ向け軍事支援で大型の追加予算案を議会に要請する見通しだが、議長不在が続けば審議に遅れが生じる。
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