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中国保有の核弾頭500発超、2030年には予測上回る1000発超か…米国防総省 - 読売新聞オンライン

 【ワシントン=田島大志】米国防総省は19日、中国の軍事・安全保障に関する年次報告書を公表した。報告書は今年5月時点で中国が保有する運用可能な核弾頭数を500発超と推計し、核能力の高度化や多様化に強い危機感を示している。2030年には核弾頭数が1000発を超す可能性が高いと指摘した。

 中国は核弾頭保有数を公表していない。20年の報告書は保有数を200発台前半と推計し、30年までに倍増すると見通していた。今回の報告書は「事前の予測を超えている」と懸念を示した。米露間の新戦略兵器削減条約(新START)が、戦略核弾頭の配備上限としている1550発に、中国が近づいている状況だ。

 報告書は、中国が約10個の核兵器を搭載可能とされる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風(DF)5C」の配備を進めていると指摘。「晋」級の戦略原子力潜水艦に新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「巨浪(JL)3」を配備し、中国沿岸の海域から米本土を射程に収めていると分析した。

 計画中の高速増殖炉を使って核兵器用のプルトニウムを生産しようとしているとの見方も示した。

 一方、中露の軍事協力について、「中国はロシアとの協力関係が、大国としての台頭に不可欠だと考えている」と言及。ウクライナ侵略後の対露制裁を受け、中国が「防衛・技術力の自立や、財政的な 強靱きょうじん 性を求める動きを増幅させた」と指摘した。

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