冬季五輪で2大会連続して入賞したフィギュアスケート女子の元日本代表、鈴木明子さん(34)が、佐倉市の市民音楽ホールで講演した。約400人の市民らを前に、鈴木さんは、試練を乗り越えながら一歩ずつ前に進んできた自らの競技人生を振り返り、「人は、たくさんの人に生かされている。過去は変えられないけど未来は変えられる」と優しく語り掛けた。
鈴木さんは2010年バンクーバー、14年ソチの両冬季五輪で8位入賞した実績を持つ。
講演では、決して順風満帆ではなかったフィギュア人生を回顧。大学入学後に重圧などから拒食症となり、競技から離れた時期もあり「体重を気にし、食べてはいけないように思っていた。半年間で48キロから32キロになった」と明かした。
痩せて筋力が落ち、目標を見失った。「自分の弱さを知られるのが怖かった。頑張れない自分は生きている価値がない」と愛知の実家に帰ると家族や友人が変わらず支えてくれた。「人は一人で生きていない」と強く感じたという。
「病気を治して、もう一度スケートで氷の上に立ちたい。4年に一度の五輪、目指してみる価値はある。初めて行きたいと思った」と競技会に復帰。24歳の時に全日本選手権で2位となり、五輪代表を勝ち取った。
鈴木さんは「支えてくれた人の喜ぶ顔が見たくて、五輪の舞台でいい演技をするため一日一日頑張れた」と振り返り「笑顔は人に対して最初にできる優しさ。笑うと前向きになれる」と笑顔で締めくくった。
講演は佐倉市などが主催する地域人権啓発活動活性化事業の一環。「さくらヒューマントーク」と題し、「人権の世紀を生きる“あなた”に送るメッセージ」として03年2月から実施し17回目。これまで全盲のテノール歌手・新垣勉さんや、お笑いタレントのなだぎ武さんが出演している。
◆望月さん最優秀 小学生人権標語
講演に先立ち、佐倉市小学生人権標語コンテストの作品発表会も行われた。最優秀賞の市立王子台小6年の望月彩愛さん(12)と、優秀賞の佐倉小6年の新舘由規君(12)、佐倉東小6年の和田竜輝君(12)、山王小5年の三島陽南子さん(11)が、それぞれ自身の作品を読み上げた。
19年度は市内の小学5、6年生から計2705作品の応募があった。最優秀作品は「考えよう 人の気持ち 向き合おう 自分の気持ち」。作者の望月さんは「いじめがなくなり、みんなが人の気持ちが分かるようになれば」と説明した。
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March 10, 2020 at 03:00AM
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