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乃木坂46OGが歩む道 伊藤万理華、一人になって見つけたもの(THE PAGE) - Yahoo!ニュース

 乃木坂46を卒業して、2年が過ぎた。伊藤万理華はソロ活動ならではの難しさを味わいつつも、あの頃とはまた違う階段を一段ずつのぼっている。昨年12月には舞台「今、出来る、精一杯。」(作・演出:根本宗子)に出演、女優として一皮むけた熱演が好評だった。そして今月24日からは自身2度目の展覧会「HOMESICK(ホームシック)」を渋谷PARCOで開催。写真、漫画、映像、ファッションなど多角的な展示で見せるという。グループアイドル卒業生の進路はさまざまだが、独自のセンスと世界観を持ちカルチャーアイコンともいわれてきた伊藤は、どんな道を歩んでいるのか。

【写真特集】乃木坂46卒業し2年、23歳の伊藤万理華

悩みや葛藤もあった 一人になって発見できたこと

 一人になって、発見できたことは多い。

 「お金の使い方も一から学び、グループにいたときとは別の充実感があります。テレビもいろんな作品を見たくて家に引きこもって見て、それだけで過ごせちゃう幸せもあるけど、それだけじゃ良くないから外でいろんなものを見たり聞いたり人と話したりも。そういうことを繰り返していくうちに、自分の中にあった衝動的な部分をやっと出せるようになったんです」

 それで自ら提案したのが、今回の展覧会「HOMESICK」だという。

 「ここまでくるには悩みや葛藤もあったんですけど、それが無駄じゃなかったんだって思いたくてやるっていうのもあります。2年前にもグループ卒業の最後に展覧会をやらせていただいたんですけど、今回は一人で活動してきていろいろ思ったことを、尊敬するクリエイターさんだったり、さまざまなジャンルの方とコラボレーションして一つの作品をつくるっていうことをやってみようと」

 昨年12月の舞台では、アイドル時代には考えにくい体当たりな演技が光った。

 「殻を破っているというより、根本さんの作品にはすごく出たいなと思っていたので、脚本をいただいたときもすごく刺さったんですよ。私の中の『今、出来る、精一杯。』って、まさにいまだなって。人との関わり方とか濃密に描かれているじゃないですか。根本さんが23歳のとき書かれた脚本で、私がその年齢で出れたのはかなり大きかったです」

 表現することへの欲求は、両親が元ファッションデザイナーとグラフィックデザイナーという家庭的な環境にも源泉がありそうだ。

 「影響はあるのかもしれません。今回ファッション誌の『装苑』さんともコラボしたんですが、小さな頃から家に雑誌や服がたくさんあったし、家にあるもので何かしていたから。だからこそ親には頼りたくないんですけど、今回初めて自分から頼んで母親にドレスを一着作ってもらいました。最近は服を作っていなかったようで、すごく喜んでくれました。あらためて服作るの好きだなと思ったと、何かやろうかな、と言っています。それと、ファッションブランドの方々にも衣装を作ってもらいました。このインタビューのようにお話をして私の人となりを知ってもらって、そういう気持ちがドレスにならないかなと思って。ものすごい贅沢なことをしているな、とは思いました」

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January 23, 2020 at 07:56AM
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