アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は9日、記者団に対しイスラエル側との協議の結果、イスラエル軍が地上侵攻を続けるガザ地区の北部で9日から1日4時間、戦闘を休止すると明らかにしました。
戦闘の休止は実施の3時間前に発表され、対象となる地域についてカービー調整官はガザ地区北部の複数の地域だとしています。
その上で記者団からどのくらいの広さで戦闘の休止が行われるのかと問われたのに対しては「それはイスラエル軍に聞くべき質問だ」と述べるにとどめました。
カービー調整官は戦闘の休止によって民間人の退避や人質の安全な解放、それに人道支援物資の搬入につながるとして「正しい方向への一歩だ」と述べてイスラエル側の決定を歓迎しました。
そして戦闘の休止が必要な期間、続けられることが望ましいという考えを示しました。
また、今回の休止についてカービー調整官はバイデン大統領やブリンケン国務長官ら、さまざまなレベルでイスラエル側との協議が行われた結果だとしています。
一方、人質の解放に向けた交渉については「おおやけの場で交渉するつもりはない。人質解放のために地域のパートナーと協力し続ける」と強調しました。
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