イギリスのチャールズ国王が即位後、初めてとなる公式な外国訪問でドイツを訪れました。世界各国を訪れたエリザベス女王同様、外交の舞台で大きな存在感を発揮するのか注目されます。
イギリスのチャールズ国王とカミラ王妃は29日、ドイツの首都ベルリンを訪れ、シュタインマイヤー大統領夫妻に出迎えられたあと、ブランデンブルク門の前で行われた歓迎式典に出席しました。
国王夫妻はドイツに先立ってフランスを訪れる予定でしたが、マクロン政権が進める年金改革への抗議活動を受けて延期され、去年9月の即位後、これが初めての公式な外国訪問となりました。
ドイツには3日間滞在し、30日にショルツ首相と面会したあと、連邦議会で演説を行うほかウクライナから避難してきた人の受け入れ施設を訪れる予定です。
イギリスメディアは、今回の訪問は政府が王室に要請する形で決まったもので、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱後、冷え込んだEU主要国との関係改善のねらいがあるなどという見方を伝えています。
母親のエリザベス女王は70年間の在位中、120を超える国を公式訪問しましたが、チャールズ国王も外交の舞台で大きな存在感を発揮するのか注目されます。
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