出動式で青パトに手を振る大浦小の児童や保護者=金沢市の同校で |
「2週間後元気に登校を」
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、金沢市立の小中学校は五日から十九日まで休校となった。自宅で一人で過ごす子どもらに安心して過ごしてもらおうと、大浦小では地域住民でつくる「大浦小スクールサポート隊」の七人が「青パト」の自家用車でパトロールに出動した。
通学路の横断歩道に立つ見守り活動を続けているサポート隊。隊員らは自家用車に青い回転灯を付けて自主的にパトロールするようにしているが、隊長の平寿彦(ことひこ)さん(72)=同市木越二=は休校措置を受け、一日二、三回以上はパトロールに出るように隊員に呼び掛けた。学校周辺の道路に青パトが現れる機会を増やし、子どもを狙った犯罪を未然に防ぐ考えだ。
五日、大浦小で出動式があり、平さんは「後ろ髪をひかれるような思いで職場に向かった親たちもいるはず。(青パトの)『見せる防犯』で重点的に見回りたい」。大浦小の村本治男校長は「二週間後に子どもたちが元気に登校できることを願っている」とあいさつした。
大浦小では五日、市教委の方針に基づいて保護者の送迎や弁当の持参を条件に、事前に希望した一〜三年生の児童約五十人が登校。午後二時半まで自主学習などをして過ごした。このほかの児童三百五十人は自宅を中心に過ごしたという。
青パトの出動式を見守った四年の中島寛香(ひろか)さん(10)は「一人っ子の友達も安心して過ごせそう」。母の祐子さん(39)も「青パトの光が見えるだけで、一人で過ごす子は心強く感じるのでは」と期待していた。 (阿部竹虎)
「管理職で休めず」「休めば解雇かも」 ひとり親から 苦悩の声受け
「サポート隊」が青パトの見回りを強化したのは、仕事を休むのが難しいひとり親家庭から苦悩の声が上がっていることも背景にある。
休校措置が決まった一日以降、平さんは市内のシングルマザーからの相談を相次いで受けた。小学三年の女児を育てる介護施設職員の母親は、近くに親族がおらず「子どもを一人で残すのは不安だが、管理職のため仕事を休むわけにはいかない」と訴えた。平さんは「非常の時は、電話をもらえればすぐに駆けつける」と応じたという。
スーパーでレジ作業を担当するパート従業員で、小一の女児を育てる母親の相談もあった。スーパー従業員の採用は現在、人手が集まりやすい買い手市場とされ「頻繁に休めば解雇されるかもしれない」と話していたという。
平さんは「地域全体で自宅待機する子を見守るのが重要。声掛けなどを通じて皆がボランティアになれる」と呼び掛けた。
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March 06, 2020 at 03:10AM
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1人の子 青パトで守る 金沢市立小中学校休校始まる 大浦小サポート隊巡回強化 - 中日新聞
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