【デモイン(米アイオワ州)=淵上隆悠】米大統領選(11月5日投開票)の共和党候補を決める党指名候補争いが15日、アイオワ州党員集会で幕を開ける。復権を狙うドナルド・トランプ前大統領(77)は、初戦の圧勝で指名獲得への弾みとしたい考えだ。
「我々は、11月にバイデン(大統領)を倒すというメッセージを送らなければならない」
トランプ氏は13日夜、オンラインイベントでこう強調した。
指名候補争いは、トランプ氏がニッキー・ヘイリー元国連大使(51)やフロリダ州のロン・デサンティス知事(45)らを引き離している。13日発表の有力地元紙デモイン・レジスターなどによる世論調査結果によると、アイオワ州の共和党支持者の支持率はトランプ氏が48%で、2位のヘイリー氏(20%)、3位のデサンティス氏(16%)を大きく上回った。
トランプ氏は、アイオワで圧勝して勢いに乗り、23日のニューハンプシャー州予備選や2月8日のネバダ州党員集会などでの連勝を目指す。圧倒的な力を見せて早期に指名獲得を確実にし、本選で民主党の候補指名が有力なバイデン大統領を破るシナリオを描く。
トランプ氏の勢いに水を差す要因があるとすれば、アイオワ州を襲っている記録的な寒波だ。州内は道路が見えなくなるほど雪が降り、トラックが路上で倒れるほどの強風に見舞われている。
党員集会は、午後7時から各地区の教会や学校など1600超の会場で行われるが、米国立気象局によると、15日夜のデモインの最低気温はマイナス23・8度と予想されている。
このため、勝利を確信したトランプ氏支持者が会場に来ない可能性が指摘されている。トランプ氏は13日発表の声明で「我々は勝てる位置にいる。党員集会に姿を見せ、仕事を成し遂げてほしい」と訴えた。
ヘイリー氏は、世論調査結果から本選でバイデン氏と対戦した場合に最も勝つ可能性が高い共和党候補は自分だと主張している。デサンティス氏は州内の全99郡を回っており、主要候補の中で最もアイオワ州に注力した。両陣営とも「服を着こんで必ず党員集会の会場に行ってほしい」などと訴えている。
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