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フーシ攻撃で上川外相「米国の決意を支持」…日米外相会談で同盟の抑止力強化を確認 - 読売新聞オンライン

 【ワシントン=工藤彩香】上川外相は12日午後(日本時間13日未明)、米ワシントンでブリンケン国務長官と約1時間会談し、日米同盟の抑止力と対処力を一層強化することで一致した。今年早期の岸田首相の米国公式訪問に向け、緊密に連携することも確認した。

 上川氏は会談の冒頭で「世界が転換点を迎えている中、日米同盟が果たす役割はかつてないほど大きい」と訴え、ブリンケン氏も「日米同盟は、インド太平洋の平和と安定、安全保障の礎だ」と述べた。

 会談では、中国や北朝鮮に対し、日米で緊密に連携して対応することをすり合わせた。台湾海峡の平和と安定の重要性や、両岸問題の平和的解決を促すことも共有した。米英がイエメンの反政府勢力「フーシ」の軍事拠点を攻撃したことについては、上川氏は「船舶の自由を確保するために責任を果たそうとする米国の決意を支持する」と伝えた。

 両氏は、イスラエルとイスラム主義組織ハマスの戦闘が他の中東地域に波及することを防ぐため、外交努力を続けることも申し合わせた。上川氏は7日にウクライナを訪問したことを説明し、強力な支援と対露制裁の継続も再確認した。

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