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クリミア半島に暴風雪と最高9mの高波が襲来…露気象当局「1854年のクリミア戦争時の嵐に匹敵」 - 読売新聞オンライン

 ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島周辺の黒海やロシア南部で26日夜から27日に激しい嵐が発生し、暴風雪や高波が襲った。露独立系英字紙「モスクワ・タイムズ」は、少なくとも4人が死亡し、200万人近くが停電に見舞われたと伝えた。

 ウクライナ内務省顧問はSNSにクリミア半島沿岸に打ち寄せた波の動画を投稿し、露軍が海岸に作った 塹壕ざんごう が流されたと主張した。波は最高9メートルに達したという。

 ロイター通信によると、ウクライナ南部の港湾都市オデーサでは激しい吹雪が発生し、倒木などで13人が負傷した。タス通信は露気象当局の話として、今回の嵐が1854年のクリミア戦争時に黒海を襲った巨大な嵐に匹敵する規模だと伝えた。

 この嵐では英国やフランスの多くの艦隊が被害を受けて沈没し、天気図の作成や天気予報の普及につながったことで知られる。

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