ロシア軍は、ウクライナ東部の激戦地バフムトの完全掌握に向け攻撃を続ける一方、南部の支配地域では、大規模な防衛線を築くなど、ウクライナ側の反転攻勢への警戒を強めているとみられます。
ロシアが侵攻するウクライナ東部ドネツク州のバフムトでは、激しい戦いが続いています。
ロシア軍とともに攻撃を仕掛ける民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏は11日、市内の80%以上を掌握したと主張しました。
アメリカのシンクタンク戦争研究所も12日、ロシア側がバフムトの76.5%以上を支配しているとみられると発表し、ウクライナ軍は13日「敵は市内を完全に占領しようと試みている」と指摘しました。
一方、イギリス国防省は12日、ロシア軍がウクライナ南部ザポリージャ州でおよそ120キロにわたって3重にもなる大規模な防衛線を築いていると明らかにしました。
そのうえで「ロシアは、ウクライナ軍が州内の主要都市メリトポリへの反撃に出ると確信し、防衛に注力しているのだろう」と分析し、ロシア軍はウクライナ側の反転攻勢への警戒を強めているとみられます。
一方、ウクライナの複数のメディアは、ウクライナ軍の兵士がロシア側の兵士によって首を切断される様子だとする動画がSNSで拡散されていると伝えました。
いつどこで撮影されたかは明らかになっていませんが、ウクライナのゼレンスキー大統領は12日に公開した演説で「世界は目を背けてはならない。殺人者を許しはしない」と述べ、ロシア側を非難しました。
ロシア大統領府のペスコフ報道官はこの動画について「私たちはフェイクの世界に住んでいる。この動画の真偽を確認する必要がある」と述べ、ロシア側の関与を否定しました。
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