ロシアの侵略を受けるウクライナからの穀物輸出がまた試練に直面している。黒海経由の海路も、隣国ポーランドなどを経由する陸路も、先行きが不透明になってきた。海路については、国連とトルコの仲介による輸出合意をロシアが延長しないことを示唆。陸路をめぐっては、ウクライナ産穀物の流入で自国農業に打撃が出ているとし、ポーランドなど4カ国が輸入禁止の措置をとった。
ロシアとウクライナ、国連、トルコは昨年7月、ウクライナ南部3港からの穀物輸出を再開することで合意した。イスタンブールに「合同調整センター」を設け、ウクライナの港に出入りする船舶の検査や監視を行うとの内容だった。合意は昨年11月と今年3月に延長され、5月18日が期限となっている。
しかし、ロシアがここにきて、この合意を延長しない構えを強めている。ロシアは、金融や機械分野の対露経済制裁で自国の穀物輸出に支障が出ているとの主張を展開。ラブロフ露外相は今月、しかるべき措置が講じられない場合、「合意が必要なのかが問われる」などと発言した。
ウクライナ当局は、合意で規定されている船舶検査などをロシアがすでに妨害していると批判している。
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