
音質は、いかに...?
昨今のポータブル音楽プレーヤーのあり方(Iomega HipZipとか)に疑問を感じずにはいられない…。ならば、懐かしきフロッピーディスクドライブ(知らない世代は、絵文字で検索!)を使って自分で作っちゃおう! と、実際に考えたのかどうかはわかりませんが、ウォークマンを手作りした人がいます。
なんで作ったの?
じつは音楽プレーヤーを作るのは、そこまで複雑ではないのだとか。ブログでレビューするためにTEAC USBポータブルフロッピーディスクドライブをゲットしたというTerence Edenさんは、そのまま引き出しの奥底に取っておくのではなく「これで何かしよう」と決めたといいます。
どうやって作ったの?
まずはフルサイズのRaspberry Piに接続(たしかにそれ以外だと、2020年というこの時代にフロッピーで何をできたことか…)。ただ、ヘッドフォンジャックがなかったのでハードウェアをすべて電源用の分厚いポータブルバッテリーに接続することに。
問題は、フロッピーディスクのわずか1.4MBのストレージというにアルバム収録曲が無事収まるか。CD品質のオーディオは1分あたり約10MB、高品質のMP3は約2MBを必要とします。Edenさんは、収録時間たったの30分45秒というビートルズのアルバム「A Hard Day’s Night」をチョイス。そしてWAVファイルから始め、Opus Interactive Audio Codecを使用して13曲すべてをわずか142万9105バイトにまで圧縮させたといいます。
作ってみてどう?
その音質はというと…、放送塔から少し離れた場所にあるAMラジオで再生されている音楽並みだとか。「え、どんな?」と思った人は、ブログで公開されている動画で実際に聴いてみてください。
これで、フロッピーディスクが無事にポータブルウォークマンに変身できたわけですが、改善の余地はまだまだあるようです。たとえば、現時点でこの音楽プレーヤーには、曲のスキップ /早送り/一時停止 ができる専用のボタンはないとか。機能だけでなく、見た目のデザイン性ももう少しどうにかなるのかな…? と思ったところで、フロッピーディスクを使うかぎり、これ以上磨きをかけるのはなかなか難しいのかもしれませんね。Edenさん本人も「また無駄なものを作ってしまった...」と嘆いていないようなので、このハックは成功ということで!
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