独身女子にオススメ！ 一人で飲むと出会いがある！
手を出してはいけない、男の3B。美容師、バンドマン、バーテンダー。
私が経験あるのはバーテンダーのみなのだが、今日はその話をしよう。
出会いは当然、彼が働くバーであった。
バーでナンパしてきたバーテンダーとの翌日のデートの悲惨すぎる結末とは……
「どうしてもアルコールを摂取しないとやりきれない！」という気持ちになり、何度か一人でバーに飲みに行ったことがある。
一人で飲みに行くと、ほどよい距離感でしゃべりかけてくれるバーテンダー。
彼はそれが仕事なので当然だが、不快でない程度の踏み込み具合がちょうどいい。
しかし、何度か通ううちに、すこし距離感がおかしいな……と感じるようになった。
あきらかにこっちを見すぎだし、ものすごい勢いで話しかけてくる。
そう、違和感を察知したその日の帰り際に、プライベートで飲みに行きたいと名刺を渡されたのだ。
E子史上はじめてのバーテンダーとのデート
プロの婚活独女として、いままでに関わったことのない職業の人とのデートは断れない。
収集癖に近いような気もする。好奇心が止められないのだ。
しかし相手は悪名高き3Bの一員、バーテンダーである。抜き足差し足忍び足で近づかなければ。
私は若干の警戒心を携え、「夜はあまり出歩かない主義なので、お昼でもいいですか？」と提案した。
一人でバーに飲みに通っていた女が、何を言うやら。
矛盾の塊であるが、相手は快くOKしてくれた。
土曜日の昼11時にランチをする約束をしたわけである。
しかし相手はバーテンダー。少し不安になり、「前日金曜日だから、仕事終わるの遅いですよね……？ランチ遅めか、お茶でも大丈夫ですよ？」
しかしバーテンダーは、「いえいえ！ 全然大丈夫ですよ！ E子さんと会えるなんて夢のようなので、絶対に起きられます！」
そういうことなら……と、当日を迎えた。
朝方帰りのバーテンダーとの悪魔の待ち合わせ 遅刻は悪ではない。しかしそのあとの対応が問題だ
さて、約束の11時である。定刻を少し過ぎたが、彼は現れず、連絡もない。
10分15分の遅刻はあるものだろうと思って15分待ってみたが、連絡がない。
「〇〇にいますが、着いてらっしゃいますか？」と連絡してみる。
無論、彼が着いていないことは明白である。私は15分も前からずっとこの場所で、行きかう人を見ているのだから。
するとすぐに、着信があった。
「あの……、えっと、すぐ行きます！」
声が寝起き丸出しだったので、「え～、もしかして今起きました？（笑）」と聞いてみる。笑いながら、優しく聞いたつもりだ。
「いや、今準備してて、あの、向かってます！ すぐなので！」
いやいやいや絶対まだ向かってないだろ、まだ寝起きでコンタクトも入れてなくて目が「33」みたいになってる状態だろ。
しかし百歩譲ってそれはいい。
失敗は誰にでもある。そんなことでは私は怒らない。
しかし、遅刻をするのならば、「謝罪の言葉」および「所要時間」くらいは伝えるべきではないかと、少しイラついてしまった。
謝罪どころか、現状をごまかそうとする態度（いまさらどうしたってごまかすことはできないのに）、さらには何分後に私のもとへ到着するのか言ってくれないのはなぜなのか。
屋外で立ちっぱなしですでに15分待っている。「すぐ」と言うからには、5分以内には来るということだろうか？ 寝起きなのに？
10分以上かかるならカフェに入りたいんですけど……。
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May 06, 2020 at 05:10PM
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