パキスタン前首相が銃撃で足を負傷デモ行進中、暗殺未遂か - 毎日新聞

負傷したイムラン・カーン前首相＝パキスタン東部パンジャブ州2022年11月3日、AP

　パキスタン東部パンジャブ州で3日、早期の選挙を求めてデモ行進中だったイムラン・カーン前首相が銃撃され、足を負傷した。地元メディアによると、暗殺未遂とみられ、他にも複数の負傷者が出ているとみられる。

　カーン氏が率いるパキスタン正義運動（PTI）は、負傷後に支持者に手を振りながら病院に搬送されるカーン氏の様子をツイッターに投稿しており、命に別条はないとみられている。

　カーン氏は、経済対策の失敗などを理由に今年4月、不信任決議案が議会で可決され、失職した。しかし、カーン氏は不信任案が米国などによる「陰謀」だと反発し、政権に対する抗議活動を繰り返してきた。パキスタン政府はツイッターに「シャリフ首相は発砲事件を強く非難する」と投稿し、事件の捜査を命じた。【ニューデリー川上珠実】

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