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「一人で研修は孤独だが、気付きもあった」 自宅待機の新社会人、複雑な心境語る - 毎日新聞 - 毎日新聞

ウェブ会議システムを通じて取材に応じる男性。会社から対人接触は極力避けるよう指示されている=北九州市小倉南区で2020年4月25日午後0時17分、奥田伸一撮影

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月に新社会人となった若者が入社早々、自宅待機を余儀なくされるケースが相次いでいる。北九州市内でオンラインによる在宅研修を続ける男性(23)が取材に応じ「一人で研修を積むのはとても孤独だが、仕事に役立つ気付きもあった。早く現場で働きたい」と、思いがけないスタートとなった社会人生活について心境を語った。【奥田伸一】

 男性は3月に北九州市の大学を卒業し、東京に本社がある教育関係の企業に就職。4月1日の入社式後、3週間の研修を経て福岡県内で業務に就く予定だった。しかし感染拡大で入社式は中止。研修はオンラインに変更され、5月末まで延長された。会社から対人接触を極力避けるよう指示されており、取材はウェブ会議システムを使用した。

 1人暮らしの男性は現在、自宅アパートで平日午前10時~午後7時に研修を受ける。パソコン越しに業務で使う機材の説明を受けたり、営業のロールプレーイングをしたりする。学生時代に県外の知人とウェブ会議でやり取りしており、オンラインに違和感はないという。しかし同期入社の130人と直接会えず「本来なら結束を固める時期に、一人でいるのはめちゃくちゃ孤独」と声を落とした。

 一方、自宅でのオンライン研修には、仕事につながる気付きもあった。直接対面してのやり取りに比べ、ロールプレーイングなどで、より具体的かつ簡潔に説明することが必要と感じた。

 「『あれ、これ』など抽象的な言い回しは通用せず、自然とコミュニケーションスキルが向上していると思う」。集合型の研修は夜は飲酒する機会が多くなりがちだが、男性は現在、夜は当日の復習に充てている。「時間がある分、さぼる人と頑張る人の差が付く」と感じており、集中力が高まるという。

 4月下旬に初任給が振り込まれ「アルバイト代を大きく上回る金額を手にし、仕事の重みを感じた。出勤せずに給料をもらったことに申し訳なさも感じる」とはにかむ。早ければ6月から出勤する予定で「感染が収束しても、経済活動は以前とはいろいろな面で変わると思う。ビジネスチャンスも増えるはずで、早く仕事がしたい」と前を向いた。

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May 05, 2020 at 12:17PM
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