選んだ未来を幸せにし続ける努力を
人生も医療も、確実な結果はわからないものです。結果で悩むのではなく、そのときそのときの過程で悩み、その過程を重視してほしいと思っています。
人は選んだ未来が思うような結果になっていない時、選ばなかった未来を進んでいたら、どうだっただろうと考えてしまいます。でも、過去に戻ることはできません。正解を選ぶことも大切ですが、それ以上に選んだ未来を幸せにし続ける努力が大切なのだと思います。
思うような結果になっていないのは、病気や老化の方が上手(うわて)だったからです。死なないことを目的にすると、うまくいかないことが多いですが、穏やかに最期まで過ごすことを目的にすれば、できることはたくさんあります。
医療者もチームの一員に
治療には、メリットとデメリットがあります。デメリットがメリットを上回るなら、「治療をしない」という選択肢も終末期にはあり得ます。それは、あきらめるということではなく、穏やかに最期まで過ごすために「あえてしない」という積極的な判断です。
判断はとても厳しく難しいものです。一人で悩むのではなく、支えてくれる人と一緒に悩みましょう。一人で頑張らなくていいんです。看取(みと)りはチームでするものです。医療者も、あなたを支えるチームの一人です。一緒に悩ませていただきたいです。
「死」や「別れ」はとても悲しいですが、「悲しい」のは悪いことではありません。その悲しみの涙の奥には、別れを悲しむことができる関係性が築けたという、「幸せ」が隠されているのです。その「幸せ」を感じて生きていってもらえるとうれしいです。(後閑愛実)
<今回のポイント>
・看取りの悲しみも喜びも、一人で抱えずチームで向き合っていこう。
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April 02, 2020 at 03:21AM
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第1話 一人で悩まないで - 読売新聞
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