ライフ
テレ東
2020.4.1 世界ナゼそこに?日本人
世界で活躍する知られざる日本人を取材し、ナゼそこで働くのか、ナゼそこに住み続けるのかという理由を波瀾万丈な人生ドラマと共に紐解いていく「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」(毎週月曜夜9時)。「テレ東プラス」では、毎回放送した感動ストーリーを紹介していく。
ガスも水道もない、京都の山奥の秘境生活
日本には、ナゼそこに? と思わずにはいられない究極の秘境で暮らす人々がいる。今回は本当にいるかわからない、未確認日本人を大調査! 京都の山奥でたった一人、37年間ほぼ自給自足を続ける男性の暮らしぶりに迫ると、そこには驚きの人生ドラマがあった。
未確認日本人が暮らすという味土野(みどの)集落は、猪や鹿、熊が出る、地元の人もあまり行かない場所だという。東京から新幹線やローカル線を乗り継いで約5時間、京都北部の峰山駅からバスを2本乗り継ぎ、人の気配がなく空き家が目立つ道を徒歩で進むことおよそ1時間半、トタンや針金で作られた柵のようなものが出現。スタッフが柵の向こうに声をかけようとすると、奥から人が!
なぜか鎌を身につけたこの男性が、京都の山奥にたった一人で住み着いて37年になる、大益牧雄さん(71歳)。
大益さんのお宅は築120年超の古民家。外は氷点下7度まで冷えるのに暖房がなく、暖をとれる囲炉裏の周辺で生活している。電気は通っているものの、水道はなく山の湧き水を引いており、ガスもないので煮炊きは囲炉裏。野菜は椎茸や白菜を栽培して自給自足し、ワサビやセリなど山の恵みを利用している。おりを設置して猪を捕獲することもあり、猪の肉と自家製味噌で作る牡丹鍋は山暮らしならではの秘境飯だ。
携帯電話も圏外、インターネットもないこの地で触れられる情報源は1日遅れで配達される新聞のみ。外に停めてある車をポスト代わりにしている。この車で月に1〜2回買い出しに出るが、最寄りのスーパーまでは往復で2時間以上と、決して楽な距離ではない。そんな場所に、なぜ一人で暮らすようになったのか?
山奥での生活で生きがいを見つけた
高校卒業後、東京・新宿の紀伊國屋書店に就職した大益さんだが、同じ作業を繰り返す毎日に嫌気が差し、2年で退社。その後は製缶工場や倉庫番などに転職。その後九州に移り住んでショベルカーの運転や古墳発掘の手伝いなどに従事し、16年間で11もの職を転々とした。どの仕事も長続きせず、2年以上同じ仕事をしたことがないという。
「単なる食いぶちとしてしか仕事を考えなかった」という大益さんは、仕事に楽しみややりがいを感じられず、34歳で仕事がなくなり窮地に追い込まれる。ここで転機になったのが、廃村になりそうな村を救ってほしいという友人の言葉。その友人こそ、大益さんが現在住んでいる家の持ち主である。
その村はかつて多くの人々が暮らしていた集落で、明智光秀の娘、細川ガラシャが隠棲した村でもある。しかし冬は約2メートルも雪が積もる過酷な環境で、村人は次々と集落を出ていき過疎化が進行。このままでは住人が一人もいなくなり、歴史ある集落が廃村になってしまう。そこで大益さんに住んでもらい、村を守ってほしいというのだ。
当時、これといって生きがいのなかった大益さんは、友人の頼みを聞き入れ移住した。その村こそ、味土野集落なのだ。こんな自分でも廃村の危機を救えて人の役に立てる。それは大益さんが手に入れた、人生の充実感だった。
村を守る間に生きがいもできた。自ら採った漆で漆器を作り、個展を開催して販売するようになったのだ。何をやっても続かなかった大益さんが漆器作りを始めて32年、今では人生の楽しみになっているという。「不器用な人間は一途にいくじゃないですか。だから不器用な方が長続きする」。
京都の山奥には、過疎化により廃村の危機にあった集落を救った日本人がいた。
そして4月からは...月曜放送中の「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」が、番組名を「ナゼそこ?」に改め、放送日も木曜9時にお引越しすることに!
舞台を世界から「日本」に移し、「ナゼそこ?」を大調査。記念すべき初回は4月2日(木)夜6時25分から【秘境に暮らす衝撃の人物3時間半スペシャル!】と題して送る。秘境に住む人を数珠繋ぎに探していく企画は、大分県の秘境駅からスタート。その駅に行くには、朝6時18分発の"始発であり最終"電車に乗らなくては辿り着けない。そんな不便な駅の周辺には4世帯9人しか暮らしていない小さな集落が...。
ほかにも、家はトラック!? 30年もの間、滋賀の山奥でひっそり暮らす元会社経営者&兵庫の山の中で広大な敷地をたった一人で開拓して暮らす元警察官の謎すぎる生活を追う【秘境の未確認日本人】、日本各地に存在する『ナゼそこに?』を徹底調査する【ナゼそこ?ミステリー】などをお届け。新生「ナゼそこ?」をどうぞお楽しみに!
"一人で" - Google ニュース
April 01, 2020 at 05:35PM
https://ift.tt/3bITZkI
消滅寸前の歴史ある集落を救ったのは元・大手書店員だった! 37年間ほぼ自給自足生活を送る71歳男性の...|テレ東プラス - テレビ東京
"一人で" - Google ニュース
https://ift.tt/364QGRu
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "消滅寸前の歴史ある集落を救ったのは元・大手書店員だった! 37年間ほぼ自給自足生活を送る71歳男性の...|テレ東プラス - テレビ東京"
Post a Comment