[シーブルック(米ニューハンプシャー州) 21日 ロイター] - 米共和党のデサンティス・フロリダ州知事は21日、11月の大統領選の共和党候補者指名争いから撤退し、トランプ前大統領を支持すると表明した。
デサンティス氏はX(旧ツイッター)に動画を投稿し、「共和有権者の大多数がドナルド・トランプにもう一度チャンスを与えたいと思っているのは明らかだ」と述べた。
デサンティス氏はトランプ氏の有力な対抗馬とみられていたが、ここ数カ月は支持率が低迷。共和指名争い初戦のアイオワ州に多額の選挙資金を費やしたにもかかわらず、15日の同州党員集会ではトランプ氏に大差をつけられて2位に終わっていた。
第2戦となる東部ニューハンプシャー州予備選を2日後に控え、共和候補指名争いはトランプ氏とニッキー・ヘイリー元国連大使に絞り込まれた。勝者は11月の本選で民主党の候補指名が確実視されるバイデン大統領に挑むことになる。
デサンティス氏支持者の多くは比較的穏健なヘイリー氏ではなくトランプ氏支持にシフトする可能性が高い。ニューハンプシャー大学調査センターのアンドリュー・スミス氏によると、同州ではデサンティス氏支持者の3分の2がトランプ氏を第2候補に挙げている。
デサンティス氏はXに投稿した動画で、ヘイリー氏に代表される「守旧派の共和党には戻れない」と述べた。
トランプ氏はニューハンプシャー州ロチェスターで開いた集会でデサンティス氏を称賛し、バイデン氏打倒に向けて協力できるのを楽しみにしていると述べた。
ヘイリー氏についてはリベラル派、「非トランプ」勢力、「RINO(名ばかりの共和党員)」と手を組んでニューハンプシャー州予備選で勝利しようとしていると批判し、民主党に登録した有権者も共和党予備選で投票できるとの誤った主張を繰り返した。
世論調査によると、トランプ氏は同州でヘイリー氏に対し2桁のリードを保っており、トランプ陣営はアイオワに次いで2連勝すれば指名獲得がほぼ確実になると期待している。
トランプ氏は2月24日に予備選を行うサウスカロライナ州でも大きなリードを保っている。ヘイリー氏は2011─17年に知事を務めた地元で敗北すれば、指名獲得が絶望的となる可能性がある。
5回の大統領選キャンペーンに携わってきた共和党のストラテジスト、デービッド・コシェル氏はデサンティス氏の撤退について、支持率が低迷していたことから選挙戦自体の基本的な流れを変える可能性は低いとの見方を示した。
トランプ、デサンティス両陣営につながりを持つ共和党コンサルタント、フォード・オコネル氏は「トランプ氏が撤退の恩恵を受けるのは間違いない」と述べた。
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