イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海で商船航路を標的にこれまでで最大規模のミサイルとドローンによる攻撃を行った。これに対し、同地域をパトロールしている米英の軍艦5隻が対応した。
現地時間9日遅く、ドローン18機、対艦巡航ミサイル2発、対艦弾道ミサイル1発が米英部隊によって撃墜されたと、米中央軍がX(旧ツイッター)に声明を投稿した。
前日には中東歴訪中のブリンケン米国務長官が、フーシ派が船舶への攻撃を続ければ、それに伴う「結果」が生じると述べていた。2023年後半にフーシ派が攻撃を激化して以来、米国と同盟国は警告を続けているが、フーシ派はイスラエルがパレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦闘を終結するまで引き下がることはないと主張する。
中東やアジアの一部地域を管轄する米中央軍によれば、9日の攻撃は「複雑」なものだったが、負傷者や商船への被害は報告されていない。紅海でのフーシ派による商業船舶への攻撃は23年11月19日以降で26回目だという。
米ホワイトハウスは今回の攻撃についてまだコメントしていない。
インチケープ・シッピング・サービシズによると、先週末のスエズ運河の通航回数は、21年にコンテナ船が同運河で立ち往生した時以降で最低となった。
原題: Houthis Launch Missiles, Drone Barrage in New Red Sea Attack (1)
(抜粋)
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