米国で七面鳥料理を食べる慣習がある感謝祭(11月第4木曜)を前に、バイデン大統領は20日、ホワイトハウスで恒例の七面鳥の「恩赦式」に臨んだ。81歳の誕生日と重なったバイデン氏は演説で「60歳になるのは難儀だよ」とジョークを飛ばし、約1年後の大統領選に向けて「高齢不安」の払拭(ふっしょく)に努めた。しかし、人気歌手のテイラー・スウィフトさんをブリトニー・スピアーズさんと言い間違えてしまい、かえって「失言癖」を露呈した。
バイデン氏は、恩赦式に出た2羽の七面鳥が「厳しい競争を勝ち抜き、忍耐を示してきた」と称賛。恩赦式を巡る七面鳥の「競争」は「(ビヨンセさんの)ルネサンスツアーや、ブリトニー(・スピアーズさん)のツアーのチケットを手に入れるより難しい。ちなみに彼女が今いるブラジルは暖かいようだ」と述べた。しかし、ブラジルでツアー中なのはテイラー・スウィフトさんで、ホワイトハウスが数時間後に公表した発言録では「テイラーのツアー」と訂正されていた。
バイデン氏は2024年の大統領選で再選を目指しているが、米ABCニュースなどの9月の世論調査では約4分の3が「2期目の4年間を務めるには高齢過ぎる」と回答。支持率でライバルの共和党のトランプ前大統領(77)を下回る調査も多く、再選に向けて民主党内からも不安の声がくすぶっている。
米国では1989年以降、大統領が生産者から贈られた七面鳥に恩赦を与えるのが恒例行事となっている。19世紀に奴隷解放宣言で知られるリンカーン大統領の息子がクリスマス向けに用意された七面鳥に恩赦を与えるよう頼んだことがルーツだとの説もある。【ワシントン秋山信一】
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