ロシアの戦争犯罪訴追へ、ハーグに「国際センター」…ＥＵ委員長が表明 - 読売新聞オンライン

　【ジュネーブ＝森井雄一】欧州連合（ＥＵ）の執行機関・欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は２日、ウクライナ侵略を続けるロシアの戦争犯罪を訴追するため、オランダ・ハーグに「国際センター」を設置することを明らかにした。訪問中のウクライナの首都キーウで表明した。

　ロイター通信などによると、国際センターは戦争犯罪の証拠収集を調整するために設置され、ＥＵの司法機関が支援する合同捜査チームに組み込まれるという。フォンデアライエン氏は「ロシアは憎むべき犯罪に対して、法廷で責任を負わなければならない」と強調した。

　ロシアの戦争犯罪を裁く「特別法廷」の設置を巡っては、フォンデアライエン氏がＥＵ主導で設置する案を公表していた。プーチン露大統領を含めた政治指導者や露軍幹部らを、早期の立証が可能な「侵略犯罪」で裁くことに主眼が置かれていた。

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