[8日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ロシアが制圧を目指しているウクライナ東部の戦略的要衝バフムト付近で、非常に激しい戦闘が行われていると述べた。
ウクライナ軍は東部と南部における最近の反転攻勢で数千平方キロメートルの領土を奪還しているものの、当局者らは、同国軍がより強力な抵抗に直面すれば進展のペースが遅くなる可能性があると指摘している。
ロシア軍は、スラビャンスクとクラマトルスクに通じる主要道路にあるバフムトの制圧を何度も試みている。スラビャンスクとクラマトルスクは、ロシア側がまだ完全に占領できていないドンバス地方に位置する。
ゼレンスキー大統領はビデオ演説で「特にバフムト方面のドンバスで陣地を維持している。極めて困難で、厳しい戦闘となっている」と述べた。
また西側の同盟国に対し、対空システムの供与拡大をあらためて呼びかけた。
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