【イスタンブール=共同】ウクライナから黒海の回廊を通じて穀物を運び出す貨物船の運航を監視する「合同調整センター」は24日、船の検査が遅れ、トルコ・イスタンブール沖で多数が滞留していると発表した。ウクライナ外務省はロシアの検査官が作業を長引かせ、船が立ち往生していると非難する声明を出した。
調整センターによると、検査登録されている船は113隻に上るほか、さらに60隻が待機している。センターは検査態勢を増強する対応に追われる一方、遅延によるサプライチェーン(供給網)の混乱に懸念を示した。
穀物輸出は国連とトルコが仲介した合意に基づき、8月1日に再開した。おおむね順調に拡大してきたが、最近は滞留が目立っていた。現在の合意は11月半ばを期限としており、更新に向けた議論も進む。ロイター通信によると、ロシアは合意離脱を警告している。
船の検査はロシア、ウクライナ、トルコ、国連が参加する検査チームがイスタンブール沖で行っている。調整センターは4者のいずれも非難していないが、ウクライナ外務省は「検査の遅れはロシアの政治的な動機によるものだ」と主張した。
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