
【ウィーン=細川倫太郎】ウクライナ南部クリミア半島で最近起きたロシア軍の航空基地の爆発について、ウクライナ軍が攻撃していたことが7日、明らかになった。ウクライナの国営通信社ウクルインフォルムがザルジニー総司令官らの寄稿として報じた。ウクライナが攻撃に関与したとの見方が強まっていたが、これまで公式に認めていなかった。
クリミア半島西部のロシア軍の航空基地では8月9日、複数回の爆発があり、戦闘機が破壊された。これによって同半島に拠点を置くロシア黒海艦隊の航空部隊の戦闘能力が半減したとも伝えられていた。
ロシアは2014年、クリミア半島の併合を一方的に宣言した。寄稿では同半島にはウクライナのほぼ全域を空爆できる航空ネットワークがあるほか、兵士や物資の拠点にもなっているとし、奪還する意義は計り知れないと指摘。航空基地への一連の攻撃は成功したと評価した。ミサイルによる攻撃としたが、詳細は明らかにしていない。
ウクライナ軍は東部でも反攻を続けている。ゼレンスキー大統領は7日のビデオ演説で「東部ハリコフ州から良い知らせが届いた」と述べ、同州の複数の集落をウクライナ側が奪還したことを明らかにした。具体的な集落名については触れなかった。
【関連記事】
from 世界 - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/NunLzWf
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "クリミア半島の基地攻撃認める、ウクライナ軍総司令官(写真=ロイター) - 日本経済新聞"
Post a Comment