
ロシアは1日、極東地域などを管轄する東部軍管区の各地で大規模軍事演習「ボストーク(東部)2022」を開始した。露側の発表では、7日までの演習に中国やインドなど13カ国が部隊やオブザーバー要員を派遣。ウクライナ侵攻が停滞する中でも軍事的余力があることを誇示し、国際的に孤立したとのイメージを払拭する思惑があるとみられる。
期間中には日本海の露沿岸海域で、露中海軍による合同演習も実施。結束を示し、ウクライナや台湾を支援する日米両国を威圧する狙いもあるとみられる。中露は近年、日本周辺で「合同パトロール」と称し、戦略爆撃機の飛行や軍艦の航行を繰り返している。
陸上演習は7カ所で行われ、ロシアが不法占拠する北方領土の択捉(えとろふ)、国後(くなしり)両島も含まれている。
露軍は中央、東部、南部、西部、北方艦隊の5軍管区を設定しており、各軍管区が持ち回りで年次演習を実施。東部での実施は2018年以来となる。
露国防省によると、今回の演習には5万人以上の兵員、戦車など5000以上の兵器、140機の航空戦力、60隻の艦艇が参加。規模は18年の兵員30万人以上から大幅に減少した。東部軍管区の兵員や装備もウクライナ侵攻に投入されていることが要因だとみられる。タス通信が中国国営メディアの報道として伝えたところでは、中国が今回派遣したのは2000人規模。
露側は各国の派遣人数を公表しておらず、武官の視察にとどまる国もあるとみられる。露国防省によると、1日はインドを含む9カ国の部隊が演習地域への集結を完了。露軍艦艇が日本海やオホーツク海で機雷撤去の任務を実施した。
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