
【ウィーン=細川倫太郎】ウクライナ軍は12日までに、ロシア軍に占拠された南部ヘルソン州ノバカホフカにある同国軍の弾薬庫を破壊し、ロシア兵52人が死亡したと発表した。ウクライナ政府は同州などの奪還に向け反撃すると予告し、住民に避難を呼びかけていた。
ウクライナ軍は米国から引き渡された高機動ロケット砲システム「ハイマース」を使用したとみられ、ロシア軍のりゅう弾砲や装甲車なども破壊した。ハイマースは射程が長く、遠く離れた標的を攻撃できる。一方、インタファクス通信によると、ロシア側は7人が死亡、80人が負傷したと主張している。
ロシアが完全制圧をめざす東部ドネツク州では、同国軍が激しい攻撃を仕掛けている。ウクライナ非常事態庁によると、北部チャソフヤールの集合住宅を狙った9日夜の砲撃による死者は、子どもを含め38人に達した。同州の主要都市スラビャンスクや周辺の幹線道路などへの砲撃も続けている。
英国防省は12日、「ロシア軍はウクライナ軍への軍事的圧力を維持しながら、近い将来のさらなる攻撃に向け(部隊の)再編成を進めているようだ」と分析した。ロシア国防省が民間の軍事会社に兵士の採用を頼っている可能性も指摘し、事実であれば「相当な数の犠牲が出た兵士の補充が困難になっているとみられる」と予想した。
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