宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4日、地球に接近する小型惑星探査機「はやぶさ2」から分離したカプセルが、日本時間6日午前2時47分ごろ、オーストラリア南部ウーメラの砂漠地帯に着陸すると発表した。カプセルには、はやぶさ2が小惑星「りゅうぐう」で採取した岩石や砂が収納されている。JAXAは神奈川・相模原市のJAXA相模原キャンパスと、ウーメラのカプセル回収チームがオンラインで会見を行い、詳細なスケジュールなどを解説した。
5日午後2時30分に高度22万キロで、はやぶさ2から分離されたカプセルは、6日午前2時28分27秒に高度120キロの大気圏に突入する。同28分49秒~29分25秒にウーメラ上空で落下する火球として約36秒間、肉眼でも確認される予定だ。同2時31分~33分に高度10キロ前後でパラシュートが展開され、同2時47分~57分の着地を予定している。「良い状態で地球帰還の日を迎えられている。最後の1日にいろんな運用が詰まっているが、そのための訓練や準備は整っている」と、津田雄一プロジェクトマネジャーは意気込んだ。
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