本づくりへの愛情熱く ひとり出版社・島田さんがトーク 石巻で本の教室

たった一人で出版社「夏葉社」(東京都)を始めた島田潤一郎さん(44)を招いたトークショーが11月28日、石巻市中央2丁目の石巻まちの本棚で行われ、本づくりに関する興味深い話が市民を引き込んだ。
第10回いしのまき本の教室で「ぼくは本と本屋さんが好き−小さな出版社から見た本のゆくえ−」と題して行われた。聞き手は編集者で信陽堂編集室(東京)の丹治史彦さん。まちの本棚スタッフ吉田昌子さんも加わって、島田さんと本談義を繰り広げた。
2009年に吉祥寺に夏葉社を創業し、「ひとり出版社」の先駆けとなった島田さんは「会社勤めは合わなかった。出版は経験がなかったが、一人でやる限り続けられると思った。息子を亡くした伯父叔母を励ますためにも出版を始めた」と経緯を語った。
これまで37冊の本を出版してきた島田さんが心掛けてきたのが「地味だが良い本を出版すること」という。「自分自身、困難にぶつかった時のために本を読んできたのではないかという思いがある。誰に向けて作るのかと問われたら人生がうまくいかないと感じている人たち。これからも心の糧になるような本づくりをしたい」と強調した。
参加した市民の質問にも誠実に答えるなど、島田さんの本に対する愛情が伝わってくる催しとなった。
トーク終了後後、参加者が事前に書いてきた原稿に島田さんが感想やアドバイスをする文章教室も開かれた。本を介した交流は街中に出版文化の空気を育んでいた。
2020年12月02日水曜日
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December 02, 2020 at 10:16AM
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