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兄が親の財産を使い込み…介護を一人で担った妹の末路〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

*  *  *  介護に追われている間に、ほかのきょうだいに親の財産を使い込まれてしまうというケースがある。相続コーディネート業務を行う「夢相続」代表取締役の曽根恵子さんが事例を紹介してくれた。  佐知子さん(仮名)の母親は、70歳のときに脳出血で倒れて半身不随になった。夫を亡くして一人暮らしだったが、佐知子さんの兄夫婦は同居するつもりがなく、佐知子さんが介護することになった。  母親は自宅マンションを売却し、佐知子さんの住まいに近い賃貸の団地に引っ越した。売却を機に、兄が母親名義の通帳を預かった。一方、佐知子さんは母親の年金が入る銀行口座を管理し、そこから家賃と介護費用を捻出した。  佐知子さんはパート勤めをしながら母親の元に毎日通い、食事の用意など生活を全面的にサポートした。兄夫婦はほとんど顔を出さなかった。  14年後に母親が亡くなると、兄はこう切り出した。 「母の預金は1千万円しかないので、お前には400万円を渡してやる。俺が600万円。それでいいな」

 母親の自宅売却で入ったまとまったお金はいったいどこにいったのか。不審に思った佐知子さんは過去10年間の口座の取引明細を調べると、母親が倒れた後に毎年100万~300万円が引き出されていたことがわかった。兄に問いただすと、「知らない」の一点張りだった。  佐知子さんは弁護士に依頼をし、家裁に調停を申し立てることにした。しかし、最後まで兄は引き出したことを認めなかった。裁判を終える条件として兄から届いたのは佐知子さんへの絶縁状だった。  曽根さんは振り返る。「お兄さんが佐知子さんに謝罪をし、引き出した預金額も合わせて遺産分割協議ができればよかったのですが……。真実が通らず佐知子さんは疲れ果てたと言っておられました」 「夢相続」が扱った過去10年ほどの相談内容によると、もめた相手は「きょうだい」が最も多く、全体の67.3%だった。次いで「親」10.4%、「きょうだいの配偶者・おい・めい」8.8%、「異母きょうだい・先妻の子」5.8%、「おじ・おば」3.0%、「義理の父母」1.8%などだった。曽根さんは言う。 「きょうだいの一人が明らかに使い込んだ、というご相談は少なくありません」 (本誌・大崎百紀) ※週刊朝日  2020年10月2日号

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September 27, 2020 at 07:00AM
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