2020年06月11日17時40分
ツイッターにアップされた大野将平の足払いの練習（本人のツイッターより）
柔道の五輪や世界選手権のメダリストが発起人となり、新型コロナウイルスの影響で稽古が制限される中でも、一人でできる練習やトレーニングの動画をＳＮＳにアップする企画が広がっている。「＃ｓｔａｎｄｕｐｊｕｄｏ」のハッシュタグが付けられ、他のトップ選手や指導者からも投稿が集まっている。
政府の緊急事態宣言の解除を受けて、全日本柔道連盟は稽古再開に関する段階的な指針を出した。相手との接触が前提の柔道。第１段階は組み合わない練習に限られ、感染の収束状況を見極めながら段階が進むが、乱取りの許可はしばらく先となる。そんな中で投稿される動画は、子どもや中高生らのお手本になりそうだ。
ツイッターで抑え込みの練習をアップした中村美里（本人のツイッターより）
東京五輪で男子７３キロ級連覇を狙う大野将平（旭化成）は一人での打ち込み、男子１００キロ級で２０１６年リオデジャネイロ五輪銅メダルの羽賀龍之介（旭化成）は内股の強化につながるトレーニングを公開。女子５２キロ級で五輪２大会銅の中村美里（三井住友海上）は、柔道着を相手に見立てた抑え込みの練習を紹介した。
企画に込められているのは「心の中に柔道の火をともし続ける」というメッセージ。集団での稽古の自粛が要請されていた時期には、トップ選手らがＳＮＳで感銘を受けた本などを紹介するリレーも行われた。コロナに屈しない、柔道を支える取り組みが続いている。 
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June 11, 2020 at 04:05PM
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トップ選手から集まる動画 一人でできる稽古紹介―柔道 - 時事通信ニュース
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